2019年度成人式、娘のヘアアレンジと振袖着付けて思った事
今年の1月14日、次女の成人式を迎えました。
私は美容師なので着付け、ヘアーはすべて私自身がしました。
振袖は長女と次女の体型がほとんど変わらないので、姉と共用で購入したものを着せました。
私は着付けをするので必要な小物は把握していますが、多分今時の若いお母さん方は知らない方が多いと思います。
一応必要な小物最小限は、腰ひも5.6本、伊達巻2本、コーリンベルトあれば2本、三本紐これは昔は無かった代物です。
振袖など帯を変わり結びにする時、とても役に立つ紐なので重要です。
衿芯、帯枕(ねことも言います)帯板あれば2枚。
あと体型補正にタオルが5.6枚あった方が良い思います。
着物は寸胴体型がキレイに着せれるのでやせ型の人はたくさん必要になると思います。
今は着物用の補正下着もあるので、それでも良いです。
小物は取り合えず以上ですが、もちろん足袋、肌襦袢、腰あげ、長襦袢、着物、重ね襟、帯板、帯揚げ、帯締めは言うまでもありません。
1度私が着付けをした人で、帯を忘れた方がいました。
家が車で30分以上かかるところでしたがお母さんが自宅に居たので届けてもらい事なきを得ました。
小物は無かったら着付けをする人が予備で持っているものを貸してもらう事が出来ますが、さすがに長襦袢や着物、帯などはどうする事も出来ないのでくれぐれも当日忘れ物はないかチェックした方が良いです。
1週間ほど前からヘアスタイル、帯の結び方などを決め当日に備えました。
今の子はネットで何でも検索するので、次女はそれを見て自分の好きな帯上げをつくり、帯締めの結び方も自分で結んで行きました。
なので私は、それをフォローするというかたちでした。
振袖の着付けは、もちろん基本はあります。現代風にアレンジもたくさんされているので、着付けてもらう人に全て任せてしまいがちです。
事前にある程度自分でも勉強して好みの着付け方を言えるようにしておくと、当日満足した成人式を迎えられるのではないでしょうか❓
今年は去年レンタル会社がドタキャンした事件があったからか、お母さんが成人式で着た振袖をリメイクして着たり、帯や小物を現代風にアレンジした着物で出席した娘さんが多かったと聞きました。
余程現代風な着物でない限り、着物の柄というものは古典風が多いので昔も今も
見分けはつきません。
どうかすると昔の方が高価なものに思えます。
私は自分の振袖の袖を切って付け下げにしてしまったので叶いませんでしたが、娘が自分の着た振袖で成人式を迎えたというのは親御さんにとって、とても感慨深いものになったと思います。