少し気になる話

愛猫、旅行記、日常の出来事などを綴っていきます。

救急センターから突然の電話に驚いて…

先日家で仕事をしていた時、携帯番号で自宅に電話がかかってきました。

 

最近携帯番号でもセールス電話が多いので警戒しながら出ると

 

「救急センターです」

 

と言われました。

 

そして次女の娘の名前を言われ

 

「娘さんで良かったですか?」

 

とっさに娘に何かが起こった事を感じパニックになりかけました。

 

「娘さんが事故に遭われました」

 

と冷静に話されるのですが、こちらは無事かどうかを確かめたいため

 

「容態はどうなんですか?」

 

救急隊員の方が話し終わる前に尋ねました。

 

すると

 

「受け応えはされているので意識はあります」

 

「ただ洋服が血で汚れてしまったので着替えを持ってきてもらえますか?」

 

と簡潔な事しか教えてもらえませんでした。

 

「お母さんは来れますか?」

 

と聞かれもちろん

 

「行きます」

 

「どこの病院に運ばれたのですか?」

 

と矢継ぎざまに聞きました。

 

救急隊員の方は冷静に話すように教育されているのでしょうが、こちらにしてみると、もっと早く一番知りたいことを教えてほしいと歯がゆくなりました。

 

仕事もちょうど終わっていたのでお客さんに

 

「早く行ってあげて」

 

と言われ娘の服を紙袋に入れて家を飛び出しました。

 

病院に向かう途中、長女に連絡したのですが仕事中のため繋がりませんでした。

 

幸い車で10分ほどの市立病院だったので駐車場に停めて病院内に駆け込みました。

 

焦る気持ちを抑えつつ、入り口近くの救急受付に行きました。

 

年配の方が1人だったので直ぐだと思って待っていたのですが、その方が中々終わりません。

 

挙げ句の果てその方の携帯が鳴り話し始める始末。

 

私しかいなかったはずなのに後ろは長蛇の列になっていました。

 

受付の中に他にも人がいるのだから、もっと要領良く対応できないものかとイライラしました。

 

受付で場所を聞き2階だったので階段で駆け上がり何とか娘の搬送場所に行く事が出来ました。

 

しかしまだ処置中ということで待合で待つよう言われ、その時に娘と息子にLINEで事故で救急車で運ばれた事を伝えておきました。

 

後で考えたら2人が心配するので落ち着いてから連絡すれば良かったのですが、自分自身冷静な判断が出来ませんでした。

 

病院の放送で呼び出され、娘と話せると言われ案内されました。

 

ストレッチャーに乗せられ顎にガードとガーゼを当てられていましたが、思ったより元気そうでホッとしました。

 

と同時に心配し過ぎたせいか腹も立ってきて

 

「何をしてるの」

 

と口調が強くなってしまいました。

 

ただ会う前に病院の先生から何故か

 

「喧嘩はしないで下さいね」

 

と釘を刺されていたので抑え目にはしましたが、喧嘩になる人も居るってことは私だけじゃないんだと納得しました。

 

娘は中華料理屋のバイクで配達のバイトをしているのですが、その配達中車との接触事故に遭いました。

 

かねがねバイクは危ないから注意するよう、出来ればやめてほしいと言っていたので

 

まず

 

「もう辞めなさい」

 

 どちらが悪いのか聞くと相手が一時停止を怠ったようで、娘に非はなかったので安心はしました。

 

ただ相手が最初、自分の非を認めなかったと聞いたので、思わず

 

「ただじゃ済ませない」

 

と頭に来ました。

 

警察に電話を入れたのも娘で自分で歩いて救急車にも乗ったそうです。

 

そこまで傷が酷くなかったのですが娘の持っていたタオルや上着ジーンズにたくさん血液が付着して娘の両手の指の間の血溜まりが凄かったので、この程度で済んで本当良かったと胸をなでおろしました。

 

しかし、まだこれからCTとレントゲンを撮るのでまた待合で待つよう言われました。

 

携帯を見ると長女から何度もLINEがあり今向かっていると連絡がありました。

 

息子からも電話がかかって来ていました。

 

長女と合流してからCTもレントゲンも異常なかったので少し病室で休ませてもらってから帰れる事になりました。

 

脳や骨に異常がなく、すり傷や打撲で済んで本当に良かったです。

 

事故の相手の人も、その後連絡があり病院まで治療費を払いに来てくれました。

 

事故に遭った娘と年齢も変わらない若い男の人でした。

 

最初娘の言っていた印象とは違い平謝りできちんとした礼儀ある対応でした。

 

スポーツ青年なのか日に焼けた好青年の印象を受けました。

 

私はちゃんと謝罪してくれて真摯な対応さえしてくれれば何もそれ以上は望まないと伝えました。

 

お互いこれから気をつけるようにと。

 

加害者によっては真摯な対応が出来ない人も居る中、誠意のある人で良かったと思っています。

 

ただ、こんな経験は二度としたくないと思いました。